糖尿病をテーマにした情報番組などで定番となってきた「野菜から食べましょう」というアドバイス。
血糖値の上がり方をゆるやかにする食べ方として、実践して下さっているかたも多いですね。
このアイディアは、食べ過ぎの防止、栄養バランスの改善が期待できるだけでなく、からだに入った食べ物が、食物せんいに邪魔されて、ゆっくり吸収されるところにポイントがあります。そこで、このしくみを応用して、他の食べ方についても考えてみましょう。

《吸収のイメージ図》

・・・糖  ・・・食物せんい


<野菜をいっしょに食べた場合>


<食べなかった場合>


ごはんだけ、パン・めん類だけの食べ方をしない 
「野菜から」食べてくださっている方には常識かもしれません。主食だけの食べ方は、炭水化物の摂りすぎになるだけでなく、食べたものが一気に吸収されて血糖値を上げてしまいやすい食べ方です。


食事は三回、できるだけ均等に 
いくら野菜を食べていても、むらのある食べ方、大食いの食べ方では、一度の食事でたくさんの食べ物がはいることになり、からだにとても負担がかかります


砂糖よりでんぷん、白米より玄米 
同じ炭水化物でも、砂糖(お菓子や甘い飲み物に多い)はでんぷん(穀物や芋に多い)よりもずっと早く吸収されます。
また、玄米のように食物繊維が多い穀物は、野菜を一緒に食べたときのような効果が期待できます。

《イメージ図》
●●●●・・・でんぷん  
・・・食物せんい


低血糖の時は「ブドウ糖」や「砂糖」を、という事は・・・
低血糖のとき、砂糖(お使いのお薬によってはブドウ糖)をとるのは、血糖値を早く正常にもどすためです。
特に濃い砂糖水は、糖尿病の検査で一気に血糖値を上げるために使うくらいですから、甘いジュース缶コーヒーが、いかに急激に血糖値を変化させるか想像できますね。

「血糖値を急激に上げない食べ方」 は、糖尿病かたにとって重要なのはもちろんですが、そうでない人にとっても、体の負担を少なくして糖尿病への危険を減らす、大切な心がけです。
採れるものをそのまま食べていた大昔は、血糖値を急激に上げる食べ物は少なかった事を思うと、加工食品や お菓子とのつき合い方は、大きなポイントになりそうですね。

食べ方の工夫について気になる事があれば、栄養相談室にも是非ご相談ください。