糖尿病の食事療法は周囲の人の理解が重要です

■糖尿病食のイメージ
初めて糖尿病と分かって食事療法の説明を受けられる患者様の中には、
「糖尿病の食事制限をするなんて、もうおしまいだ」
「まわりのひとに何といわれるか。同情されながらの外食はごめんだ」という方がいます。

■周囲に糖尿病の人がいないかたほど誤解や偏見が激しい
しかし、よく伺うと「うわさ」や「友達の友達の話」等、遠い情報である場合も多く、その内容は「とにかくおいしいものは一切禁止」「制限でやせ細って元気がなくなってしまう」といったものも多いのです。
確かにそのような情報ばかりでは、糖尿病と聞いただけでショックを受けてしまうのも当然でしょう。

■糖尿病食をマスターしている人は健康食リーダー
糖尿病の食事療法の基本は、食べ物をそれぞれの体にあわせて必要なだけにして血糖をコントロールしてゆくものです。
ですから自分自身の適量を理解し、「食べ過ぎ」「栄養バランスの乱れ」「太りすぎ」を正して様々な病気を予防する「健康食」と言えます。    
※病状によっては別の制限が加わる事もあります。

■偏見をなくしてみんなで楽しい食事を
○○さんは糖尿病でかわいそうだから食事に誘えない、気を使って見ていられない などと必要以上に同情せず正しい知識を持ち、それぞれの食べ方を守って、楽しい食事の時間を共有しましょう。
また、良かれと思って「ひとつくらい良いだろう」と無理に食べ物をすすめる事や、食事会へ参加しないことを大げさにうけとめるのも、本人にとっては大きな負担になることがあります。


【食事療法を行う仲間を応援するために】
1.
糖尿病の患者様の多くは適切な食べ方の訓練を受けています。
  食べ残すことが必要な時もありますが,好き嫌いではありません。

2.無理に食べ物をすすめるのは、無理にお酒を勧めるのと同じ、危険な行為。
  とくに好きな食べ物をコントロールしようと努力している人には負担となることがあります。

3.食事療法中の患者様は、周囲の人に病気を隠さず説明したほうが楽になる場合もあります。
  外食やお仕事、それぞれの生活に合せて無理なく続けられるよう栄養相談室にご相談下さい。
  食事を作ってくれる家族と一緒に栄養相談を受けていただくのもおすすめです。