一般成人の砂糖の摂取基準量は1日20g(糖尿病の方は1日10g)。砂糖は消化・吸収の際カルシウムやその他のビタミン・ミネラルを必要とするため、摂りすぎると虫歯になる、骨がもろくなる、疲れやすくなるなど健康上問題が生じます。また、砂糖には中毒性があり、習慣的に甘いものを食べているとやめられなくなったり、少しの甘味では物足りなくなったりします。従って、歯や骨の成長・発育のためにも、味覚が発達する3歳までは甘いものは与えない方がよいとされています。さらに、砂糖は消化吸収の速度が速く血糖値を急上昇させるため、毎日の摂取量が多すぎると糖の代謝にかかわるすい臓の機能が衰え、糖尿病発症の要因となります。糖尿病予防のためにも砂糖のとりすぎには充分注意しましょう。

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1.お菓子は食べる量と時間をきめる(ダラダラ食いしない)
2.袋入りのお菓子はかわない(食べだすと止まらない)
3.砂糖入り飲料はやめて水・お茶などにする(コーヒー、紅茶は砂糖抜きで)
4.1日3食きちんと食べる(なるべく間食しないように)    
5.おやつは果物・干しいもなど自然で栄養価の高いものにする



煮物にも糖分が!
煮物が多く砂糖やみりんをよく使う人は、だしをきかせて薄味に調味したり
蒸したり焼く調理法に変えたり、1食に煮物が重ならないよう酢の物やおひたしと組み合わせたりするとよいでしょう。つい食べ過ぎる佃煮なども食べる量だけ器にもるなど工夫を。薄味になれる事が大切です。

人口甘味料はよいの?
“カロリー0”の甘味料はアミノ酸を化合した少量で甘味の強いアスパルテームや糖を発酵させ小腸から吸収されず体外に排泄される形にしたエリスリトール等を使用しており砂糖に比べると低カロリーで血糖値をあげないという利点があります。しかしアスパルテームやサッカリンは認可が必要な食品添加物で発ガン性などを指摘する声があり、糖アルコールは、難消化性でとりすぎると下痢を起こす事があります。甘味になれてしまうこと自体にも問題があるため、頼りすぎない方がよさそうです。

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